床のフワフワ、上からフローリングを張れば直る?

「歩くと床が少しフワフワする。」
長く住んでいると、こんな床の変化を感じることがあります。
そんな時、
「上から新しいフローリングを張れば直るのでは?」
と思われるかもしれません。
実は、床のフワフワにはいろいろな原因があります。
大切なのは、いきなり新しい床を張るのではなく、まず何が原因なのかを確認することです。
今回の原因は、絨毯の下にこもった湿気でした

今回の廊下には、フローリングの上に絨毯が敷かれていました。
長期間敷いていたことで湿気が逃げにくくなり、その影響でフローリングが傷み、歩くとフワフワする状態になっていました。
見た目だけでは、床材だけが傷んでいるのか、その下まで傷みが進んでいるのかは分かりません。
そこで、まず床をめくって状態を確認しました。
床をめくって、下地まで確認します

床をめくってみると、床を支えている根太はまだしっかりしていました。
ここは今回の工事で大切なポイントです。
床がフワフワしているからといって、床下をすべて新しくする必要があるとは限りません。
今回は根太まで交換する必要はないと判断し、まだ使える部分はそのまま活かすことにしました。
傷んだところだけ、しっかり補強

傷んでいた部分を取り除き、下地合板を張って補強しました。
悪いところはきちんと直す。
でも、まだ使えるところまで壊さない。
工事の範囲を必要以上に広げないことも、家を直す時には大切だと考えています。
新しいフローリングを重ね張りして完成

下地をしっかり補強したことを確認してから、新しいフローリングを重ね張りして仕上げました。
これで、床のフワフワも解消です。
「重ね張り」という工法そのものが良い・悪いということではありません。
大切なのは、その床が重ね張りできる状態なのかを確認してから施工すること。
下地まで傷んでいるのに、そのまま上から新しい床を張っても根本的な解決にはなりません。
反対に、今回のように使える下地が残っているなら、必要なところだけ補修して活かす方法もあります。
床のフワフワには、床材の劣化だけでなく、湿気や下地の傷みなど、さまざまな原因があります。
だからこそ、
「全部やり替えましょう」でも、
「とりあえず上から張りましょう」でもなく、
まず今の状態を見る。
そのうえで、必要なところを必要な分だけ直す。
それが、無理なく家を長く守ることにつながると思っています。
家のことなら、ずっと相談できる大工でありたい。
「最近、床が少しフワフワするな」と感じた時も、お気軽にご相談ください。






